これは、きもの?いや、ワンピース? 確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。 左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは …

【6/30新着コラム】44_風を待つ(着物ワンピース 5001)
これは、きもの?いや、ワンピース?
確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。
左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは、ゆるく結んでもいいし、なくてもいい。nonoがはじめて手掛けたという綿100%の生地は、くしゅっと皺になっても、これはこれで様になる。そして、ちゃんとポケットもついている。
nonoの新作「着物ワンピース 5001」は、主催の上田瞳さんの「夏だってきものは着たい、でもやっぱり暑い、それでも着たい…」という思いから生まれた。
開発にあたり、きものを「きもの」たらしめている要素はなにか?ということから見つめなおしたという。上田社長と、サンプルを作ってはボディに着せ、何か月もそのまま眺めてみたり、また向き合ったりを繰り返した。